愛する横浜ベイスターズを応援しに阪神ファンの知人と試合を観戦してきた。この試合が実に好ゲームで見応え十分。
先発の両投手は決して好調というわけではなかったが、巧みに要所を締めて、中盤まで投手戦の様相。横浜が2−0でリードした7回表の阪神の攻撃は2番の赤星から。金本を抑えられる左腕は横浜には工藤以外にいないので、金本に打席が回るこの回が球数から言って工藤のラストイニングであり、と同時に勝負を決するイニングになるだろうと予想された。が、赤星、シーツの連打で、無死一塁、三塁という最悪の場面で四番・金本を迎えることになる。同点に追いつかれると、中継ぎ投手陣の力量差で阪神が勝つだろうから、工藤はここを1失点以内に抑えなければならない。ここで工藤は金本をレフトフライによる犠飛、続く林も打ち取り、最小の1失点で切り抜け、スタンディングオベーションに迎えられマウンドを降りた。このときの工藤をたたえる一塁側スタンドの雰囲気が実に印象的だった。横浜が(現在は4位であるが)優勝争いを演じるのは日本一に輝いた98年以来のこと。内容の締まった緊迫した試合をこの時期にファンが眺め、また、真剣勝負を味わいながら愛するチームと一体になり懸命に応援することができるのは実に9年ぶりであり、そうした空白の8年間を埋めるべく熱意を捧げる横浜ファンの姿は感動的ですらあった。おそらく、選手たちも感動してくれたことと思う。
試合の方は、弱気モードに陥った吉見の四球連発で同点に追いつかれ、なおも地獄の底を眺めながら、奇跡的に勝利を収めることができた。工藤の勝ちは消えてしまったのは残念極まりないが、このような試合を選手もファンも演出できれば、3位に食い込めるかもしれないなあ。戦前はファンでありながら最下位と順位予想したファン失格の私ではあるが、その分、過度な期待をすることもないので、一試合一試合を懸命に闘うチームを応援していこう、と改めて誓うのだった。友人も「阪神は負けてしまったが、(敗戦投手になった3連投の)久保田を責めることはできないし、いい試合だった。見に来て良かったなあ」と言っていた。横浜が負けたなら、私も同じようなことを言っただろうな。ただ、試合の巧拙は両チームより中日が断然上なので、まだまだ課題は多いんだけど(物量作戦の巨人は論外)。
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